院長あいさつ
美しい歯並びになる以外にも、矯正は様々なメリットがあります
皆さんは歯科矯正と聞いて、何を思い浮かべますか?キレイな歯並び?美しい口もと?もちろん、矯正によって見た目の問題を解決するといった考え方も大切です。
しかしながら、矯正にはもっと大切な目的があると私は考えています。それは、歯のでこぼこを改善することで、虫歯・歯周病になりにくい環境をつくること。たとえば部屋だって整理整頓を怠ると、ホコリがたまってしまいます。これは口の中も同じです。歯並びが悪いと、ブラッシングがしにくいため、汚れがたまってしまいます。その結果、虫歯や歯周病といったリスクが発生してしまいます。
そこで、歯並びを改善し、すみずみまでブラッシングが行き届くようにすることで、虫歯・歯周病を予防することができるのです。また、矯正は口の咀しゃく機能の向上にも一役かっています。「前歯でかめるって、こういうことだったんですね」「食事の味が変わった!」「今まで以上に食事を楽しめるようになった」というのはよく聞く話です。
口の中は命と関わってくる。その土台作りが矯正
私は矯正歯科治療を、「都市再開発」のようなものだと考えています。
つまり、そのままでいい部分は大切に残し、弱点や悪い部分は整備して、将来を見据えたより良い町づくりを目指していく。単にひとつの歯を見て治療するのではなく、一口腔単位(口唇、舌、歯肉を含めた口腔全体)といった考え方から歯を見ていくことが重要なのです。
長期的に考えると、口の中は命とも関わってきます。歯周病などの口腔内疾患と糖尿病などの全身疾患には深い関係が認められています。口の中が健康であることに越したことはありません。その土台作りが矯正歯科治療というわけですね。
また、歯並びを改善することは、虫歯・歯周病予防以外にも、「発音を改善する」「咀嚼効率をアップさせる」などの役割もあります。たとえば、矯正歯科治療を行うことで、英語の発音が上達したり、食事のスピードが改善されたりするのはよくある話です。矯正は様々な可能性を持っている治療なのです。
お子さんを叱らないこと。お子さんの矯正をうまく導くためのポイントです
玉川という場所は、お子さんが多い地域です。
私が心がけているのは、できるだけお子さんを叱らないこと。どんな小さなことでも、良いことはシッカリほめてあげます。叱ることで治療が嫌になってしまっては元も子もありませんからね。お子さんと一緒に乗り越えていくような気持ちで治療を行っています。
以前、治療したお子さんから嬉しい手紙をもらったことがありました。それは治療最後の日、「先生、これ」と小さな手紙を渡してくれたのです。中身を広げると、「ぼくの歯を治してくれて、ありがとうございました」と、丁寧に書いてある。私のことを信頼してくれて、治療を喜んでくれたのだと思うと胸が熱くなりました。お子さんにとって、次回の通院が待ち遠しくなるようなそんな歯科医院にしていきたいです。
プロフィール
高津矯正歯科 院長 高津裕介
【休日の過ごし方】
家にいるときは映画を見たり本を読んだり、のんびり過ごしています。映画はサスペンスものが好きです。プライベートでは、普段仕事で疲れている分、リフレッシュできるよう心がけています。おかげで、仕事にも身が入るようになります。
【経歴】
1990年3月愛知県立千種高校卒業
1997年3月東京医科歯科大学歯学部卒業
1997年4月東京医科歯科大学歯学部歯科矯正学第一講座(現咬合機能矯正学分野)入局
2002年4月斉藤デンタルオフィス(世田谷区弦巻)勤務歯科矯正担当
2008年1月高津矯正歯科 開設
【所属学会】
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会
日本顎関節学会